純粋に藤谷治さんが読みたくなったので読んだ。
感想としては、藤谷治の筆力は安定感があって面白く読める。展開としては普通のハッピーエンドな感じ。あなたの政治信条によってはもやっとするのかな?どうだろう?
藤谷氏は僕は『二都』とかが好きだなあ
というかこの本も鎌倉という土地の因果が大きな主題だし、最近読み直している舞城王太郎も福井と調布を延々と往復しているし、どうも最近のぼくの興味関心として「地方性」とか「その土地の持っている因果と、それに縛られる人間」みたいなのがあるような気がする。
自分の因果をひも解くためにそろそろ下の本を読まなければならない。同郷であり、時習館高校の同窓である杉浦民平さんの作品