ぼくはプログラマとしてより箱庭の室内楽と言うバンドと知り合ってファンになったキャリアの方が長いので、今日はこのバンドについて書く。
昨日ライブが行われ、 The Cake 並みの6年のブランクを経てアルバムを出した(といっても先行販売)彼ら彼女らだった。
新しい音源「birthday's eve」は、ざっくり言って旧メンバーによる後半5曲、現メンバーによる前半5曲という二つのミニアルバムが合体したかのような構成になっている。
前半5曲については、確かに今までの音源、数枚のデモ、そして敢えて言うけれど後半5曲につきまとっていたような「どことない不安定感」「何かが足りない感じ」を吹っ切れているように思われる。まだローファイだけど、安心して聞けるし、彼らのメンバーチェンジと紆余曲折を得た方向転換は確かに合っていた、と思わせてくれる。
後半5曲については、「jubilee」は良くて、そしてこの曲は現メンバーでも普通に演奏したので(昨日のライブ)今後もやっていくのだろう。「変拍子ポップバンド箱庭の室内楽です!」という曲。17/16拍子です。その分前半5曲は変拍子感が少なめである。
あと「ALL」(この曲はBOaTの同名あの曲をリスペクトしていたのか??)も普通に良くて、でも昨日のライブでやったなんだかアフロなアレンジの方が良いかもしれない。いや、アルバムに入ってるアレンジはさんざん聞いたバージョンなので、昨日のが新鮮だっただけかもしれないが……。
「rosia」はさらに昔の、メンバーに普通にピアノ担当がいた時代の定番曲だったので、アルバムに入っているバージョンを聞くとどうしても、パートが一つ足りないように聞こえてしまう…… ピアノできてPavementとかが好きな方は是非手伝ってあげてください。何というか、記念碑的に入れてる感じも否めない……。
総評して、後半5曲は、評価のしがたい感じのカオスとなっている……。
あと、ライブよかったですね。ライブは、どんどん良くなってきてるけど、普通にライブを楽しめるバンドになったと思う。
今年後半にも色々動きがあるそうなので、今後に期待している。また、ライブ行きます。ムーンウォーカーとか伝説の表題曲もきっちり音源になったのを聴きたいですね。