PHPカンファレンス福岡について語ってほしい! Advent Calendar 2025 の10日目の記事です。公開が遅くなり、申し訳ありません!
少し前になりますが、11月8日に開催された「PHPカンファレンス福岡2025」に登壇してきました。
遅ればせながらではありますが、この記事ではカンファレンス当日や登壇内容の紹介をします! 一緒に、福岡のエンジニアコミュニティという観点から福岡におけるPHPカンファレンスを振り返ってみたいと思います。
会場の様子について
実は開催前に、福岡で実施するPHPカンファレンスは2025年が最後になる、というアナウンスがされていました。
\ #phpconfuk 2025 これにて閉幕👏 /
— PHPカンファレンス福岡 公式 (@phpcon_fukuoka) 2025年11月8日
2015年から始まったPHPカンファレンス福岡🐘
今年で10周年となり、一旦最終回を迎えることとなりました。
10年間盛り上げてくれたみなさんに最大限の感謝を込めて...❣️
またどこかでお会いしましょう! pic.twitter.com/l5e8ybEhLy
当日は最後の開催を盛り上げるべく、たくさんのPHPエンジニアが参加していました。


最後の開催にふさわしく今までのTシャツの展示も行われていました。

セッションで、特に印象に残っているのは、hanhanさんの「開発者が知っておきたい複雑さの正体」と、t-wadaさんの「予防に勝る防御なし(2025年版) - 堅牢なコードを導く様々な設計のヒント」です。勉強になりました。hanhanさんのトークを聞きながら多分 65535 回ぐらい頷いていたと思います。

登壇について
私自身も、この記念すべき場で登壇の機会をいただきました。タイトルは「PHPで"本気"でWebAssemblyを動かす方法」で、最近の自分の興味の中心であるWebAssemblyに絡めた話をしました。

スライドは以下のサイトにアップロードしてあります。
久しぶりのPHPカンファレンスでの本編登壇でしたが、多くの知人も応援してくれて、発表後もさまざまなフィードバックをいただきました。聞いてくださった皆様、ありがとうございました。
私とPHPカンファレンス福岡
今回の登壇にあたり、個人的な関わりを少し振り返ってみました。
2015年の初参加
記憶が正しければ、私が初めて参加したのは初回でもある2015年です。
当時からこのカンファレンスには、PHPという枠組みを超え、福岡在住のエンジニアがたくさん参加していました。また、PHPカンファレンス福岡を通して、実質的に福岡のコミュニティの一員になった(?)エンジニアの方もこの頃から大勢参加していたようです。
タイムテーブルを今眺めると、当時の同僚がたくさん登壇していたようです。いま振り返ると非常にエモい思い出です。
登壇(2016年、2018年)
翌2016年、私はこのカンファレンスで初登壇を果たしました。
当時はGMOペパボに所属しており、会社で開発していた、PHPも使えるホスティング商材の話をしたのを覚えています。
実はこの年は、私がRubyKaigiに初登壇した年でもあります。エンジニアとしてのキャリアにおいて、PHPとRubyの両方で大きな舞台に立てた、記念すべき年でした。
その後、2018年にも、スポンサーセッションとしてGMOペパボでリリースしたサービスの話をしました。
その後の関わり
その後はコロナ禍を挟みつつも、カンファレンスのなんとも言えない良い雰囲気を体感したく、できる限り足を運ぶようにしていました*1。
2024年にはプロポーザルを提出したものの落選し、前夜祭や飛び入りLTで登壇しました。そして今回の2025年でかなり久しぶりの本編登壇をすることができました。この区切りの年にスピーカーとして参加できたことは大変光栄に思います!
福岡のコミュニティとはなんなのか
PHPカンファレンス福岡から少しだけ話題を広げて、私自身が2013年に福岡へ移住して以来感じてきた、福岡のコミュニティのあり方についても語らせていただきます。
コミュニティの街、福岡
福岡は、個人的には「コミュニティの街」だなと思っています*2。それはエンジニアコミュニティに限らず、例えばコーヒーのコミュニティなどの事例があったりします。山笠の影響なのでしょうか? コミュニティ文化が根付いているように感じます。
福岡のコーヒー勉強会コミュニティCOF-FUKのお話は以下のサイトで読むことができます*3。
個人的な移住のきっかけと「壁」のない文化
そもそも、私が2013年に福岡へ移住したきっかけは、先に福岡に移住していた @youhei さんの話を聞いて、「福岡はエンジニアがエンジニアらしく生活できるコミュニティがあって、楽しそうだ」と感じたことでした。
実際に住んでみて、その直感は正しかったと確信しています。私自身も周りの助けを借りてFukuoka.rbを始め、それ以降ずっと、コミュニティに支えられてきたように思います。
福岡のエンジニアコミュニティには、言語や技術スタックの壁を越えて「なんとなく面白そうだから集まろう」「福岡でいっちょ盛り上げよう」という気概のある仲間が集まっています。
その「福岡でいっちょ盛り上げよう」という空気が、最も端的に現れていた場所の一つがPHPカンファレンス福岡でした。
私自身、Rubyコミュニティの一員として地域Ruby会議の開催やRubyKaigi 2019のローカルオーガナイズに関わってきましたが、その時に参加者に持って帰って欲しい「得も言われぬいい感じ」を考えた時に、具体的な体験としてPHPカンファレンス福岡からも影響を受けていたように思います。
なぜ私は地域の勉強会に参加するのか
ところで、現在の私の所属企業では、残念ながらPHPを採用したサービスはありません。さらに言えば私自身もRubyやRustを書くことが多く、PHPの経験が豊富なわけではありません。ですが今回、私個人としてPHPコミュニティと、PHPカンファレンス福岡の盛り上がりに貢献できそうな題材を見つけ、プロポーザルを提出し登壇しました。
「なぜ?」と思われるかもしれませんが、これは私が、地域に住む一人ひとりのエンジニアとして、ローカルで行われるコミュニティイベントを盛り上げたいと考えているからです。
なぜかというと、まず、私自身が福岡に移住してからたくさんの人と知り合い、多くのことを学ばせてもらった恩返しをしたいという側面が大きいです。いろいろなものを貰ったからには何かしらコンテンツを提供したいと思い、そのためにできる範囲で勉強会参加や登壇、プロポーザルの提出などをやっているところがあります。そうやって、福岡のコミュニティの輪を盛り上げれば、また新しい人が入ってきてさらに活発になる、いいサイクルが回りそうに思います。
そして、「グローカル」的なことをしたい気持ちもあります。どうしても東京(さらに言えばアメリカ)を中心としたトレンドに強い指向性が向きがちなソフトウェアエンジニアリングの世界で、少し外れた場所からまだ見ぬユニークなアイデアや、独自の進化の種を発信していけるのではないか、と思っています。実際、福岡周辺にはとてもユニークなことをしている知人が何人もいます。
そんな思いから、今回のPHPカンファレンス福岡での登壇や、先日のYAPC::Fukuokaなどへの参加をしていました。そして「どうしてもしなければいけない宣伝」に続きます。
謝辞
最後になりますが、長きにわたり素晴らしい場を作り続けてくださった運営の皆様、本当にお疲れ様でした。
2025年の実行委員長である森本さん、そして福岡コミュニティの長年の友人である赤瀬さん、市川さんをはじめとするスタッフの皆様に、心からの感謝を申し上げます。
最後に、どうしてもしなければいけない宣伝
福岡でピー...、Rubyに関するカンファレンスをするので行きましょう。
で、今回非常に面白い取り組みというか、Rubyのカンファレンスだけど他のコミュニティの方々と越境したいよね、というコンセプトで、PHPコミュニティからasumikamさんにお越しいただき、トークセッションを企画しています。その他、福岡のPHPerの皆さんもきっと楽しめるはず...!!!
*1:私がPHPカンファレンス福岡に参加することで、福岡でPHPerのuzullaさんとRubyistのudzura(私)が同じ場にいるという貴重な状態が生まれるため、それが面白くて参加していた面があります。
*2:正しい街、ではなくね...。
*3:ちなみに私が福岡で一番好きなコーヒーショップは、記事に出ている須永さんのMANLY COFFEEです。